入れ歯に満足されていない方へのインプラント
現在、65歳以上の約20%にあたる400万人の方が無歯顎(歯が1本もない状態)になっています。そして、その大半の方が義歯(入れ歯)についての悩みをお持ちです。
この悩みを解消する方法として、義歯(入れ歯)の調整や再製なども考えられますが、長期間に渡り義歯(入れ歯)を使用されている方の場合、調整や再製では満足いただけないこともあります。当院では、CTやコンピュータシミュレーションを積極的に活用して、お悩みの原因を追究し、それぞれの患者さんにとって最良の治療法をご提案させていただきます。義歯(入れ歯)に関するお悩みをお持ちの方はお気軽にお問合わせください。
入れ歯の方に多いお悩み
- 入れ歯が安定しない。
- しっかり噛むことができない。
- 会話をしているときに外れることがある。
- 食事の際に食べ物が詰まりやすい。
- インプラント治療ができないと言われた。
- 治療費が高いためインプラント治療が受けられない。
入れ歯が安定しない理由とは?
最初はしっかりしていた義歯も年齢を重ねていくたびに徐々に合わなくなっていくものです。顎の骨は、噛むことによってその圧力が骨細胞に伝わり、絶えず新しい骨を作り出しながら維持されています。
つまり、歯がない状態のままであったり、しっかりフィットしていない義歯を使用していると骨細胞が退化して骨が徐々にやせ細ってしまいます。これを骨吸収と呼びます。特に下の歯の場合は、骨と歯ぐきを覆う部分が少ないため、骨吸収が進行すると義歯の調整や再製をしても安定せず、神経を圧迫して強い痛みを感じるようになってしまいます。
また、比較的安定しやすい上の歯も下の歯が不安定になるとすぐに外れるようになったり、一部分だけ強く当たるようになり、壊れやすくなることもあります。
入れ歯の方へのインプラント治療法
2本のインプラントによるオーバーデンチャー(固定義歯)
インプラント2本で現在使用している総義歯を固定する、オーバーデンチャーというインプラント術式は、インプラント本数が最も少なく、最も安価で 、身体的負担も小さく安全で、自由に取り外すことができることが可能なインプラント治療法です。
歯ブラシが苦手な高齢者の方でも簡単にメンテナンスが可能で清掃性が良く清潔に保っていただくことが容易なやさしいインプラント治療として多くの患者さんに満足していただいています。
オーバーデンチャーがおすすめな理由
- 強固に固定されるため外れる心配がありません。
- 総入れ歯なので、審美的に見た目が良いです。
- メンテナンスしやすく清掃性が良いです。
- 顎骨への刺激があるため、骨吸収が起こりにくく長持ちします。
4本から6本のインプラントによるオールオンフォー
All-on-4(オールオンフォー)は、歯をすべて失った患者様にインプラントの埋入手術を行い、その日のうちに仮義歯にしっかり固定することで、手術当日から食事も可能になるという画期的なインプラント治療法です。
歯をすべて失った患者様に対する治療法はこれまで「総入れ歯」が主流でした。「総入れ歯」は、食事の際に違和感を感じる方も多く、外れたりする不安もあります。また、数年置きに作り変えが必要となったり、残存している骨の吸収も進行します。
取り外し式の「総入れ歯」に対して固定式の「インプラント治療」は総入れ歯のような違和感やズレなどもなく、骨吸収の抑制もできるため、天然歯のような快適な食生活や審美性の維持が可能になります。「All-on-4(オールオンフォー)」は、インプラント治療のデメリットといわれる「治療期間」「経済性」「審美性」「外科的侵襲」など患者様にとってのあらゆる負担を軽減した、まったく新しいコンセプトの治療法です。
オールオンフォー治療がおすすめな理由
- 治療当日より食事が可能になります。
- 歯のない期間がありません。
- 従来のインプラント治療に比べてインプラントの本数が少ない。
- 従来の治療法と比較して費用負担が少ない。
- 療回数・期間が極端に短い(即日で終了する)。